昭和飛行機工業は、連結子会社で発生した経理担当者の不正について社内調査結果を報告しました。
その報告によると、経理業務の担当者の自己申告により、2005年5月~2010年7月の間、会社の銀行預金口座から不正出金を繰り返し、99百万円の損害が発生したとのことです。
この不正実行者は、2011年12月に懲戒解雇処分を受け、現在会社は刑事告訴と損害賠償請求を検討しているようです。
http://www.showa-aircraft.co.jp/ir/news/pdf/important/2012/20120127.pdf
注目したいのは、その重要性の判断です。
会社は「限定的かつ軽微である」としていますが、同社の2012年3月期の連結業績予想では、売上高215億円、経常利益6億5千万円です。
これと今回の不正の損害額である約1億円を比較してみてください。
本当に「限定的かつ軽微なのかどうか」。
なかなか簡単に判断できそうもないのですが、いかがでしょうか。Taku